映画のように配線をいじってエンジンをかけることが出来るか？

映画好きであれば、鍵がない車で２つの配線を接触させてエンジンを掛けるシーンに一度は憧れたりしたことがあるのではないでしょうか？

荒廃した世界で鍵のない車を主人公がハンドル付近の配線をいじってエンジンを掛ける瞬間は頼れる男感があって「かっこぃぃぃぃ」と憧れてました。

私ももし万が一なっては欲しくないですが、世界が荒廃した時、頼れる男感を出してみたく
本当にそんなことが出来るのか？その方法は？を無い頭で調べてみました。

結論からいうと出来ます。
　映画は嘘言っていなかった。。。

その方法とは、
バッテリー電源がきている配線をセルモーターへ繋がっている配線にくっつければ、エンジンがかかります（はずです。。。）

セルモーターとは？
スターターモーターとも呼ばれ。。。というかセルモーターは和製英語でスターターモーターという呼称が世界のスタンダードです。

スターターモーターとはエンジンに付いている部品です。

スターターモーターの役割はエンジンを始動させることですが、正確にいえばエンジンを回すのが本来の役割になります。

「エンジンの始動」というのは自立してエンジンが回転し始めることをさします。
エンジンは最初に何かしらの手段で回転させなければ動くことはありません。
　※チャップリン時代の映像で車の後ろでクランチみたいなので思いっきりエンジンを回してるところ
　　をよく見ますね

そこでスターターモーターに電気を供給し、スターターモーターを回転させることでエンジン始動の手助けを行っているのがザックリとしたセルモーターの説明です。

つまり、バッテリーより電源を確保し、エンジン始動の役割をもったセルモーターに供給することが出来れば映画のシーンのようにエンジンはかかるのでは？というのが私の結論です。。。

『結論からいうと出来ます。
　映画は嘘言っていなかった。。。』

この結論には大々前提があります。
それは、対象がかなり古い車限定であるということです。

最近の車はセキュリティがしっかりしている為、
まず映画の様に配線でエンジンを掛けさっそうとハンドルをきって逃走するようなことは出来ません。

まずハンドルがロックされます。
エンジンだけかかってもあんなに颯爽とハンドルをきれるシーンは今は無理ということです。

更にID認証システムにより第三者が車のエンジンを掛けられないようにする「イモビライザー」
などの防犯装置が標準装備されている為、今はまず無理です（やる人もいないと思いますが。。。）

今後映画で現代の設定なのに配線でエンジンをかけ逃走なんてシーンを観たら「えっ？」と思ってください。

2023.11.17