自動車事情 昭和の常識・・・
令和5年、2023年が終わりに近づこうとしているこの時期、改めて『昭和』という時代を振り返ってはみませんか?
1970年80年代。まさに日本車が世界を席巻した時代でした。
わたし自身小さかったのでどれほど凄かったのかあまり覚えていませんが・・・
アメリカで日本車がハンマーでボコボコにされていた記憶はあります。
小さかった頃で思い出すのは、新車のシートがビニールで梱包されていたのですが、そのビニールをはがすのが勿体ないという人が、ビニールをつけたまま乗っていたこと。
※そこそこビニールが破れているのに頑なににとらない人がいたな・・・
あとは、今もいるのか分かりませんが、土足禁止のルールをつくって乗ってる人もいました。
子供の頃、結構よくみた自動車の光景も最近まったくみないなぁと思うことが多々あります。
そこで・・・
昭和では常識だったが、現在すたれてしまった「もの」、「こと」について調べてみました。
まず、あったなーとおもったのが「左最前部コーナーポール」
もちろんコーナーポールが付いた車など運転したことないですが、子供の頃車にアンテナみたいなのが付いているのをよく見かけました。
これは運転席から死角となる左側が擦りやすいということで純正オプションとして用意されていたアイテムだそう。
近年ではセンサーやソナー、それにカメラの技術が格段と進歩しているのでそれは・・・見なくなるかぁ
見なくなったといえばやっぱりこれではないでしょうか!
「シガーソケット」と「灰皿」
シガーソケットについては12ボルト取り出しようとしてソケットは残っていますが、シガーライターについては完全に消滅したのではないでしょうか?
喫煙者が男性のピーク時は8割いたのですが、値上げと厚生省の努力の結果でしょうか、現在は3割にも満たない数まで減少しました。
昔は後部座席にも灰皿がついていたものですが・・・
ガソリンスタンドでも「灰皿大丈夫ですか?」と聞かれなくなり、灰皿の吸い殻を捨てた際に芳香剤を入れてくれることもなくなりましたね・・・
良くなったのか、寂しくなったのか・・・
次に調べて「あーー」となったのが、
速度超過警告音。
一定の速度を超えると「キンコン、キンコン」と音がなりました。
普通自動車で約105km/h、軽自動車では約85km/hで鳴っていたそうです。
1974年から義務付けられたもので、理由は当時の車は100km/hの速度をだす設計になってなく、ある意味未知の世界だったので、警告音で注意喚起するようになったとのこと。
子供の頃、高速道路でこの音が鳴った時テンションが上がったものでした。
他には車の後ろに付けられていたアースベルト。
静電気による事故防止の為、付けられてたのですが、意味がなかったのではと
いつのまにか無くなりましたwww
おじいちゃんの車にあったなーー、レース生地のシートカバー。
今は政治家が乗る車で見たことがあったかも・・・
フェンダーミラー。今は逆にオシャレに見えますが・・・
その他も寒い日にエンジンを掛ける時に使用したチョーク、衝突安全性に問題があった為消えたリトラクタブルライトなどなど。
調べてみるとあったなぁと懐かしい気分にさせてもらいました。
若い方も現代の常識からかけ離れた昭和の車事情をたまに調べても面白いかも。
装備もそうですが、ルールもかなり変わりました。
子供の頃、チャイルドシートなぞに乗ったことないですし、シートベルトもMUSTでしてませんでした。
横断歩道も止まってくれたらラッキー(いい人)という時代でしたし、
飲酒に関しては厳罰化される前は飲んで運転する人も一定数いたと思います。
車の装備、交通ルールの厳格化などにより、昭和では考えられないくらい交通事故数(死者数)が激減しています。
令和の車はこんな装備があったの?なんて振り返る時代には、交通事故0なんてことが普通になっているかもしれませんね。
2023.12.12